読書記録#1 ロードス島戦記

腕はそこそこ、正義感は人一倍という主人公・パーンが、幼馴染の神官エトやハイ・エルフのディードリットとともに旅をする冒険ファンタジー。とっかりがまだ小とっかりだった頃、それはそれは夢中になった作品です。子供の頃は主人公の成長がメインの物語だと思っていましたが、巻が進むごとに「国とは」「王とは」「信仰とは」「何のために生きるか」といった題材が色濃くなっていきます。改めて読み返してみて、大人でも十分に楽しめる作品だなぁと思いました。


個人的にはカシュー陛下と黒衣の騎士・アシュラムの生き様がたまりません。二人とも伝説になるほど剣の腕が立ち、忠誠心や理想とする国もどこか似ています。もしもお互いが入れ替わったとしたら、やっぱりお互いが選んだ道を歩むのではないか、というような気さえします。そんな二人に漂うのは、圧倒的な「孤高」。長いこと自分の剣一本で生き抜いてきた背景が、そんな雰囲気を醸し出すのかもしれません。


…と、まぁ、こんな妄想に近い想像をして世界に浸れるのも秀逸な作品なればこそ。こんな素敵な作品を生み出してくれた水野良さんに感謝です。





とっかり商店

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