実は男子説 其の壱

というわけで、前回のブログでお伝えした「実は男子説」について書きたいと思います。ぺらっと言ってしまえば、体は女性だけど中身は限りなく男性に近いという内容なので、抵抗感がある方はススッとページを閉じて頂ければと思います。

まず「何でまたそのことに気が付いたのか」という事ですが、これは数か月前の別府旅にあります。岩手から九州・別府まで無謀にも車で旅した10日間。不思議なことに、旅が始まると同時に「これはもしかしたら、生き直しの旅なのかもしれないなぁ」と思っていました。確信があったわけでも、十二国記の麒麟のように天啓を受けたわけでもありません。(11/9、いよいよ続巻発売!)ただ何となくそう思ったのです。


そもそもあの旅は、別府で活動する画家さんのイベントに参加するためでした。その画家さんが、やはり体は女性だけど中身が男子という方だったんですね。実際にお会いするまでは「カッコイイなぁ」と思いこそすれ、「ああなりたい」という感情はありませんでした。ただ、夢中になって絵を描く姿を目の前で見てみたい。自分もあれくらい夢中になりたい。そう思ってのことでした。


実はもうだいぶ昔、演劇に明け暮れた時期があります。ある時、信頼する演出家のもとで芝居ができることになり、それはもう夢中で取り組みました。でも、夢中すぎて周囲が見えていなかったんですね。一部の人から「お前とは同じ舞台に立ちたくない」と言われました。もー、ガクブルですわ。良い芝居を作りたいと思っていたのに、自分が駄目にしてたんかい!と。演出家がくれた「そのままでいけ」っていう言葉がなければ、相当しんどかったなぁと思います。


「夢中になると、やらかす」この時に染みついた考えがコレでした。でも心の中は「夢中になりたい」。だから別府の画家さんに惹かれたのだと思います。


ところがどっこい。

実際にお会いしてお話しして、その人の服装やら立ち居振る舞いを見ていたら、自分でもびっくりするくらい「嫉妬」の感情が出てきたんです。なんやろなぁ、おかしいなぁと思いつつギラギラ(笑)していたら、「それさ、本当は男子だっていうことを自分自身に許可してないんじゃない?だから嫉妬するんじゃないの?」と言われたんです。

それを言われた瞬間の、衝撃たるや。

「え?」とか「いやいや、そんな」の前に


「・・・いいの?やっぱ男子で良かったの?」


という感覚がブワッと沸き上がってきたんです。その沸き上がった感情を認識したら、もうその画家さんへの嫉妬心がキレイさっぱりなくなってしまって、あるのはただ強烈な憧れだけでした。あの時の感情のジェットコースターったら…なんかもう、滝行のようでした。(やったことないだろう、滝行)


でも、自分が本当に生きたかった姿に気が付くって、ものすごく大事だと思いました。こんなに世界が違って見えるものかと。


長くなったので、次回に続きます。(続くの!?)


とっかり商店

好きなものを、 好きなだけ。

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