岩手↔別府 3600キロの車旅 その陸

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そうか、6は「陸」と書くのか…。

なんて新たな発見(?)もしつつ、何だかんだと車旅の記事も6回目となりました。

心身ともに限界突破でたどり着いた町、出雲。今回はここからスタートです。

一夜明けて、なんとも穏やかな出雲の朝。昨日の山道は一体なんだったんだ…と思いながら支度をして、出雲大社に向けて出発しました。

ナナメになってしまいましたが、出雲大社はとても気持ちの良い場所でした。穏やかだけれども、しっかりと芯が通っているような潔さ。

広さ的にも散策するのにちょうど良い感じです。

「君が代」でお馴染みの、さざれ石もありました。

巨大な木造建築で知られる出雲大社。あまりに大きすぎて、どう撮っていいやら混乱した1枚。にっちもさっちもいかなくなっております(笑)

このサイズ感。伝わりますでしょうか…。

はるか昔は、今よりも大きく高さが48メートルあったという説も!

すぐ近くにあった「島根県立古代出雲歴史博物館」にも立ち寄りました。

オープンまで少し時間があったので「コーヒーが飲みたいなぁ」とキョロキョロすると、スタバを発見。店員さんとの会話で「岩手から車で来たんです」と言ったら、お店から出る時に「お気をつけて!」とわざわざカウンターの外でお見送りしてくれました。とても親切であったかい店員さんでした。ありがたや。

出土された青銅の剣。圧巻。そしてめちゃくちゃカッコイイ。

ライトの当て方がもう、カッコイイ。

個人的に展示の仕方がとても大好きな博物館でした。


「いや~、楽しかったなぁ~」とホクホクしながら駐車場まで歩く中、「今日は静岡まで行こう」と思い、ビジネスホテルに予約のお電話。

ホテルマンさん「到着は何時頃のご予定でしょうか?」
私「えーっと…とりあえず今、島根にいるんですけど」
ホテルマンさん「し。(゚ロ゚)…島根ですか?それは…申し訳ありません。わたくし、島根から当ホテルまでの所要時間がわかりかねるのですが…」
私「(いや、知ってたらむしろビックリなんで大丈夫です)多分、20時くらいには到着できると思います」
ホテルマンさん「あ、なるほど。かしこまりました。それではお待ちしておりますね。…あの、私共は夜中の1時とかでもフロントにおりますので、お気をつけて、ゆっくりいらしてくださいね」

私「(おぉ、優しい…!)はい、ありがとうございます」


その後、近くのコンビニでアイスコーヒーのメガサイズを購入したところ、レジのマダムに「そのサイズ、結構大きいですよ。飲みごたえありますけど大丈夫ですか?」と心配されたので「大丈夫です。これから静岡まで行くんで!」と伝えたら

「あらー、静岡!…大丈夫ですか?」

と別方向から心配されました。もしかしたら「(アタマ)大丈夫ですか?」だったかもしれないけれど、お気遣いありがたし!


そしてなんと。

別府のツアーで同室だったほかの4人と連絡先の交換をしていたのですが、ちょうどこの日、私が岩手に帰る前に関東圏を通過するなら、どこかで会おうという話になりました。ツアーの最終日、「またいつかどこかで!」と言って手を振ったのが一昨日の午後。

そして中二日たって、アッサリ再会の日時が決定。

なんだこの急展開(笑)

それでもまた会えるのが嬉しくて、意気揚々と静岡へと車を進めていきました。特に道に迷うこともなく到着して、翌日も都会の運転に泣きそうになりながらも無事、待ち合わせ場所にたどり着きました。

別府のツアーの人たちは初対面なのに『相変わらず』という表現がしっくりくる人たち。ゲラゲラ笑っているうちにあっという間にお時間となりました。次はどこで再会するんだろう。


その後、10年振りに会う横浜在住時代の友達と再会。あまりに変わってなくてビックリ。そして子供の成長の速さにもビックリ。お互いいろんなことがあったハズなのに、やっぱりここでもゲラゲラ笑っておりました。

会いたい人たちがいて、一緒に笑える人たちがいる。それがこんなにも有り難いことかと実感したひとときでもありました。

「車の中で食べられるように」とお弁当を作ってくれた友達。有難すぎてすぐには言葉が出ませんでした。感謝。とても感謝。


そんな愛情弁当を携えて、ようやくこの日の目的地が「自宅」になりました。もはや迷うこともガソリンを気にしてハラハラすることもなく。初日と同じようにスイスイと東北道を北上していきました。

「帰巣本能かねぇ…」なんて思いながら住処である盛岡に到着。

いやー、これでようやくゴールだなぁ。と思ったのです。

思ったのですが。

これを書いている今現在、全くもって旅が終わった気がしません(汗)

荷解きもして、有り難いことに仕事で取材にも行って…と、盛岡での日常が戻ってきたのに、旅が終わった感が全くないのです。むしろ、次の旅がすでに始まっているような感覚さえあるという…。


はてさて、この先どうなりますか。

何はともあれ、ひとまず今回の岩手↔別府 3600キロの車旅は終了です。

無事に終えられたことに、感謝。

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